増販増客のためのキーワードです。
売上を伸ばす方法として、ご活用ください。
増販の3原則

一見客の来店(第1の法則)を誘い、再来店を促し(第2の法則)固定客化し、さらにその固定客の来店頻度、購入単価を上昇(第3の法則)させること。
増販の3原則に基づいたプロモーションをすると、競合店や競合企業のお客が雪崩現象を起こし、この店や企業に来店、発注をするようになるもの。
飲食などは3ヵ月程度で一気に売上を回復し、十分繁盛店になれるが、もちろん商品(メニュー)と接客態度は最低レベルをクリアしていることが条件だ。
通常販売、催事販売

催事販売会の上手な店は、結果的に「催事販売」「通常販売」「相乗効果」という三層構造の売上構成が形成される 。
催事販売能力を持った場合には、通常販売が落ち込む分を、「催事販売」と「相乗効果」によって、大きくカバーできる。見かけ上は、売上増、ないしは下げ止めになるが、基本的には催事効果によるものだ。
こうして周辺店、競合店はさらに落ち込み、催事販売能力を持つ店は、景気が悪くとも商圏内シェアを拡大しながら潤うことになる。
エンドユーザー・フォーカスの法則

ビジネスパーソン全体に言えるが、直前の取引先を「お客様」と思いがちだ。
しかし実際の顧客は「自分の意思で財布を開く最終顧客(エンドユーザー)」である。
メーカーは、代理店だけをお客様と考え、代理店は地方の代理店をお客様と考え、その地方代理店は、販売店をお客様と考える。
販売店に顧客志向が希薄でサービスも悪ければ、その販売店では売れない。売れない連鎖構造は、こうして起こる。
いま一度、最終顧客に焦点を合せたマーケティングを展開すべきだろう。

ICS(In Client Share)
個客内シェアのこと。発注先の自社受注シェアを明確にし、さらにその個客の成長率も押さえ、ポートフォリオ的に個客を見る。成長する個客の中でさらにシェア拡大するだけで、自社はさらに伸びる。これほど重要な戦略が、受注 ビジネスで、意識されていない。
たとえば、営業は「3.売上個客」へ意識を集中しがちだ。本社費用や交際費などは、異常にこの象限に集中する。実は完全に赤字になっているケースが多い。
ICSを考えれば戦略個客を攻略することが、いかに重要かがわかるだろう。
ICO(In Client Order)

個客内順位のこと。法人個客が、競合も含めて支払う総額のうち、自社に支払う金額の順位である。
ある会社が印刷物を外注。外注社のうち、自社が何位に位置しているかを理解すること。受注ビジネスにおいて、非常に重要だが、意識して臨む会社は少ない。
発注元には、下位の発注先への意識は希薄だ。他社がいい提案をしても、上位1、2位との競合見積になる。従来までの信頼関係もあり、上位の会社の受注に繋がることも多い。
顧客消費シフト

個々の顧客(個客)には、その人の生活に根付いたサイフの使い方がある。両親同居の若い女性は、年収の半額をファッションに使う人も多く、女性経営者で年間300万以上使う人もいる。多店から商品を購入し、また習慣的に行く店を決めている。
個客消費シフトとは、使う店をシフトさせ、自店消費を増やすことで、その手段の一つが催事販売だ。消費(消費店舗)シフトが起こると、A店は大きく潤うものの、個客のサイフの事情が悪くなるわけではない。ただし、競合店は厳しい状況となる。

身内マーケティング
マイクロ・マーケティングはCTを徹底して絞り込むが、その典型的なものが、身内マーケティングだ。
身内とは、親戚知人友人など、以前から知っている関係の人達の総称で、人間関係ができていることを意味する。顧客も取引関係から身内といえる。
ブランドの形成には圧倒的な実績が必要なことも多い。しかし、あなたの友人は、あなたのことをよく知り、すでに信頼関係がある。一般的に放置されているが、身内の中では誰でも絶大な「ブランド」があるのだ。
頻客の法則(20〜80の法則)

個客数の上位20%の頻客(上得意客、ファン)が、全体の売上高の80%に貢献していることを指す。
売上を増やすため、Sランク個客は購入が多いことを気遣い、これ以上のご購入は申し訳ないと考え、C・Dランクの個客で売上増を図ろうとすると、ほぼ失敗する。
売上増は通常、その店(企業、ブランド)のファンが支えている。C・DランクをB・A・Sと上昇させるためには、催事(イベント)が効果的で、Sランク客とからめて来店を誘うのが効果的。
プラス電話

DMの反応率は、年々減り、「DMは反応が悪い! 経費がかかる!」とDMを止める企業は多々ある。DMの反応率を上昇させるには、例えば「プラス電話」が有効。
「告知」という手段を分解し、PTを「DMによる告知」と「電話による告知」の2つに分解する。この「プラス電話」による売上増事例は多数あり、一気に10倍上昇したケースなどが報告されている。
「DM+FAX-DM」「メール+DM」「DM+メール+電話」「DM+訪問」と応用例は多い。
飲食店発展の4象限

飲食店が効率よくビジネスをすすめるには、まずA、B、Cの3方向を押さえるのがいいだろう。